「うちの子は、サラダが嫌いで・・・」
というママの声をよく聞きます。
煮た野菜なら食べられるけど、生野菜は食べてくれない。
そういうお子さん、多いのではないでしょうか?
これは、実は当たり前。
幼児さん、特に歯が生えそろう3歳くらいまでは、まだ食べる能力が未熟。
だから、食べ物の味がどうこうの前に、「食べにくいもの」は嫌う傾向にあります。
具体的には、生野菜や固いお肉など。
ひらひらした形状のもの(レタスとか、固めの薄切り肉とか)は特に食べにくいようです。
だから、「嫌い」なのではなく、「まだ食べられない」と考える方が良いのですね。
もともと、赤ちゃんは、ミルク(液体)を「吸う」ことしかできません。
それが、離乳食が始まり、練習していくことで「噛む」ことが出来るようになっていくのです。
だから、誰でも生まれつき「噛む」ことが出来るわけではないのです。
離乳食から、徐々に固いものを食べられるように練習していくうちに、だんだんと「噛む能力」をつけていくのです。
ただ、ママが「嫌いだから」と決めつけて、食べやすくて柔らかいものばかりあげていたら、練習が積めないので、いつまで経っても食べられないまま。
逆に、まだうまく噛めないうちから、いきなりすごく食べづらいものをあげても、口の中にためこんだり、丸呑みするようになってしまう可能性もあります。
噛む能力の進歩には、個人差も大きいので、焦らず少しずつ、練習を積み重ねていくことが大切です。
歯が揃って、しっかり噛めるようになれば、自然に生野菜も食べられるようになります^^
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このように、幼児さんが苦手な生野菜ですが、ぬか床一年生のぬか漬けなら、生野菜が食べられた!というお子さんがたくさんいます。
ぬか漬けにすることで、少し柔らかく噛みやすくなり、旨み成分もアップするので、子どもにとっても食べやすくなるようです。
ぬか漬け独特なにおいもなく、フルーティーなので、子どもにもとっても受け入れやすいのです。
特にスティック状に切ると、食べやすいのでおすすめ。

塩分を摂り過ぎないように、小さい子どもさんにはごく浅漬けにするのが良いですね。
ぜひ、挑戦してみてください^^